開院祝い

いやしの道協会の創始者である横田観風先生のお宅で月に1度「鍼禅茶話を聞こう会」が催されます。

今回は碧巌録(へきがんろく)第24則「劉鉄磨、潙山に至る」についてお話をしていただきました。

一人で読んでも「???」な碧巌録ですが、観風先生に解説していただくと、問答の情景が浮かんできて、そこから普段は考えないこと、気づくことができないことに沢山出会うことができるのです。時にジワーっと深く感動し、時にそうか!と興奮してしまうこともあります。

(ご興味を持たれた方は是非鍼禅の集いもご覧ください!)

禅の世界では「言葉」に囚われないことが大切なのだそうです。「言葉」ではない手段で「真実」を表そうとする高僧達(24則では問に対して「黙って寝っ転がる」という返事を「直ちに立ち去る」という行動で受け止めるという高度なやりとり…)の姿から、現在ヒット中の宇多田ヒカルの歌の歌詞「どんな言葉並べても真実にはならないから 今日は贈ろう 涙色の 花束を君に」が思い出され、この歌にも禅の心があるんだな…。と思ったりしました。そして…!帰り際、とても嬉しいことがありました。観風先生から開院祝いに、と色紙を書いて頂いたのです!!本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも一層精進していくことを誓います!