上左:台座灸(直接肌にお灸が接さないシールタイプのお灸)

上右:滅菌消毒済のディスポ鍼

   (上から直径0.2ミリ、

    0.18ミリ、0.14ミリ)

下左:半米粒大の点灸

   (直接肌に置くお灸)



●鍼(針)って痛くないの?

1ミリの10分の2以下の細い鍼を使用し、ごく弱い刺激で刺入するため痛みを感じることはほどんどありません。

しかし、人によって、また体の各部位によって、その日の体調によっても痛みを感じる敏感さが異なるため、痛みを感じたら遠慮なくおっしゃってください。適切な刺激量に調節していきます。

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以下は、スキンケア大学ホームページから引用したものです。ご参考までにご覧ください。

 

針で痛みを感じる時は、針が皮膚に刺さったときです。しかし、極めて細く弾力のある針のため、痛みをほとんど感じることはありません。皮膚の表面には痛みを感じる痛点が数多くあります。どんなに細い鍼を使っても、この痛点を避けることはできません。しかし、痛点はある一定以上の刺激でなければ反応しないため、それ以下の刺激では痛みを感じません。
そのため、強い刺激を与えないように、刺し方や針の形状にも工夫をしています。針の先端は丸みを帯びているので、皮膚に刺さるときの抵抗が少なくなり、スムーズに入るため、痛みを最小限に抑えることができます。
(スキンケア大学ホームページから引用~http://www.skincare-univ.com) 


●お灸って熱くないの?

ツボがずれていたり、必要以上に強い刺激の場合は熱く感じることがありますが、適切であれば気持ちいいと感じる程度の熱さです。点灸(直接肌に置くお灸)の場合は、もし熱いと感じたとしてもほんの一瞬なので、気づいた時にはもう終わっています。台座灸の場合は熱過ぎると思ったらすぐに取り去ることができますのでご安心ください。 


●何に効くの?

鍼灸治療が効果的なものは、一般的によく知られている「肩こり」「腰痛」などの「こり」や「痛み」はもちろん、その他にも沢山あります。頭がのぼせて足が冷えているような寒熱のアンバランスを整えたり、胃腸の働きを活発にしたり、カチカチに固まった緊張状態を解放させてリラックスさせたり…。心身のバランスを整えることにより、様々な症状の改善につながっていきます。

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以下は、日本鍼灸師会ホームページから引用し、一部表現を編集したものです。ご参考までにご覧ください。

 

NIH(米国国立衛生研究所)の見解として、鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療としての効果について有効性を発表しました。そこで鍼灸療法が有効とされた病気を下記に示します。

【神経系疾患】
◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

【運動器系疾患】
関節炎・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防

【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

【婦人科系疾患】
更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

★上記疾患のうち「◎神経痛・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・◎腰痛」は、鍼灸治療に健康保険の適用が認められています。

(日本鍼灸師会ホームページから引用~http://www.harikyu.or.jp/general/effect.html)


●何で針を刺すと体に良いの?

「こういう症状に鍼でこうしたら良くなった」「体のこういう状態のところを鍼でこうしたらこう変わった」という経験が、紀元前百年頃から現在まで脈々と受け継がれてきています。ただ針を刺すだけではなく、適したツボに適した方法、刺激量で鍼をするから良いのですが、それを統計学的に説明するのはとても難しいことのようです。実際にご自身の体で体験してみると、熱を持っていたところから熱が抜けたり、パーンと張っていたところが緩んだり…と、鍼をしたことによる変化を実感できると思います。

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以下は東洋療法学校協会ホームページの東洋療法雑学事典から引用したものです。ご参考までにご覧ください。


鍼は体表の主に細い感覚神経を刺激し、中枢神経内に天然のモルヒネのような物質、いわゆる「内因性オピオイド」を放出させ、痛みを抑制する機構(「内在性鎮痛機構」という)を賦活(ふかつ)し、脊髄レベルで痛みを伝える神経の興奮をブロックします。また、同時に鍼刺激は体表の太い感覚神経をも刺激し、脊髄で痛みを反射性にブロックする機構を作動させます。
これは、体の一部をどこかにぶつけた際に、その部位をさすると痛みが和らぐのと同じことです。
いずれにしても鍼の鎮痛効果は、中枢からの抑制系と脊髄の抑制系の2重で痛みをブロックしますので、大変よく効きます。

 

また、筋肉の深さまで鍼を刺すと、神経刺激を介して血行を改善させ、痛みの原因となっている発痛物質を洗い流してくれます。通常、激しい痛みがある場合、交感神経系は過剰に緊張し、末梢の血管を強く収縮させます。同時に、運動神経系も興奮させますので、筋肉は硬くなり、血管を圧迫して、血行を悪化させます。そうなると、発痛物質などの代謝産物が一層溜まり、さらに痛みを増強させることになります。これが、いわゆる「痛みの悪循環」と呼ばれる現象です。鍼は、この悪循環を断ち切ります。すなわち鍼刺激により内在性の鎮痛系を賦活させると共に、筋緊張を緩め、血行を増加させます。

 

また、鍼は痛みに対する効果だけではなく、自律神経が支配する胃、腸、膀胱などの内臓や血圧などに対しても、中枢神経系や脊髄を介して反射性に機能を調整する作用があります。古来、「足三里(あしさんり)」の灸は胃腸の調子を整える効果があるとされてきましたが、そのことがヒトや動物の実験で明らかにされつつあります。

 

さらに免疫系や内分泌系(ホルモン)への効果もあります。例えば生体防御を司るNK細胞(「殺し屋細胞」といわれ、侵入した異物や体内に発生した異物を処理し、敵から体を守る細胞)の働きが、鍼や灸で活発になるといわれています。

 

このように鍼灸は身体をいい状態に保つ様々な調整系の働きを賦活することは間違いないようですが、残念ながらそれらの詳細な作用は明らかではありません。
鍼灸治療では、病気の発生部位から遠く離れたツボを刺激することがあります。例えば、歯痛のときに手のツボを使用して痛みを軽減しますが、その説明は前述したように中枢神経系を介した鎮痛機序を考えれば容易に理解できます。
しかし、それだけでは説明できない効果もたくさんあります。それらの不可思議とも思える効果は、「臓腑-経絡経穴理論」によって簡単に説明できますが、現代医学としての解明は今後の研究課題としてとても魅力的なテーマです。

(東洋療法学校協会ホームページ-東洋療法雑学事典から引用~http://www.toyoryoho.or.jp/zatsugaku/)


●鍼灸って何となくよくわからない…。

楽効堂の行う鍼灸治療は、鍼とお灸を使って心地よい響きを体に与え、体が本来持っている自然治癒力を発揮できるよう、気血の循環を調整することを目指しております。

体全体に気血が十分に行きわたっていれば、内臓の働きも生き生きしたものになり、自然治癒力が十分働き、傷は体の力で自然に治り、体にとって不都合なもの(余計な水分、老廃物など)は排出されます。

 

また、養命酒のCMなどでご存知の方も多いかも知れませんが、「治未病(ちみびょう・みびょうをちす)」という考えがあります。まだ本格的な病気ではなく日常生活に支障はないが、どこかに調子の悪いところが現れている状態を「未病」と言い、その段階のうちに治療することを目指すものです。漢方医学の古典『黄帝内経(こうていだいけい) 素問(そもん)』(紀元前100年ごろ、前漢武帝の時代にできた本と言われています)にも書かてれいる東洋医学の大切な考えです。鍼灸治療は「治未病」にも適しています。本格的な病気になって辛い思いをする前に鍼灸で「治未病」を心がけてみませんか?